
報告 |
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日本チームコーチ 八戸工業大学第一高等学校 吉田健悦
今回で第8回を迎えたこの大会は、日本とハワイ州のトップジュニアゴルファーがライダーカップ形式で競う国際大会である。
9月の選考会で選ばれた男子9名、女子5名と中学生教育合宿から男女各1名の16名、スタッフ3名で大会に臨んだ。11月6日(木)午後、ヒルトン成田ホテルに集合し結団式を行い、夜に成田国際空港を出発した。飛行機を乗り継ぎ、6日午後、ハワイ島に到着した。7日(金)は時差ぼけの中での練習ラウンド。8日(土)は日本ではないスポンサーとラウンドがあり、午後開会式が行われた。9日(日)から3日間の競技が始まった。大会1日目、フォーボールマッチ。10日(月)大会2日目、フォーサムマッチ。11日(火)大会3日目、シングルマッチ、の順に試合は行われた。
結果は、日本(25.5ポイント)対ハワイ(5.5ポイント)であった。最終結果を見ると圧勝したように思われるが、それぞれのマッチでは、楽勝だったと言える試合はなかった。彼らは日本代表として誇りとプライドを持ち、自分の持てる力を出し切って戦ってくれた。
また、大会期間中は競技終了後、ハワイ選手との交流会があった。選手たちは異文化を体験しながら、フレンドリーな雰囲気の中で競技することで、自らのキャリアを高めることができた。彼らが成長し、次のステージに進んだとき、必ずこの体験が活かされることを期待する。
最後になりましたが、この大会のスポンサーのヒルトングランドバケーションとワイコロア?ビーチ&ゴルフリゾートに対して、心より感謝申し上げます。また、選手を派遣いただきました各学校関係者各位にも感謝申し上げます。ありがとうございました。
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札幌光星高校 片岡尚之 「初めての日本代表選手として」
私は今回、日本高等学校ゴルフ連盟の日本代表チーム主将としてアジアパシフィックジュニアカップに出場させてもらいました。
ヒルトン成田での結団式を終えハワイ島に旅立ちました。約8時間の飛行機移動と19時間の時差が少し堪えました。しかし現地での夜の星空観光はそんな私の気分をリフレッシュさせてくれました。気温も高くお天気にも恵まれ練習ラウンドでのコースチェックもうまくいきました。
ジュニアアマコンペでは現地の人たちと交流ができとても楽しくラウンドすることができました。試合は3日間、ライダーカップ方式で行われました。
初日はフォーボールマッチで小さい頃からよく知る田村さんとコンビだったため気を使わずプレーができ自分のゴルフをすることができました。出だしから4連続バーディーで勢いに乗り5&4で早めに勝利することができお互いに喜びました。ほかの選手の頑張りもあり大量リードで初日を終えました。
二日目はフォーサムマッチで中学生の政田さんとのコンビでした。同じ北海道在住ですが今まではあまり話したことがなかったため手探り状態でした。しかしお互いのゴルフを見る良い機会ができてとてもよかったです。結果は3&2、16番で勝利しました。
いよいよ最終日シングルマッチ、私は最終組でした。この何日間かゴルフや身体の状態も良くハワイ最後のプレーということもあり全力で頑張りました。2&1で勝利をおさめることができ、25.5ポイント対6.5ポイントで日本チームの勝利が決まりました。
今回、終始チームワークがよくみんなで励まし合い、日に日に団結力が増していったと思います。私もチームのために一生懸命頑張り勝利につながったことは今後、ゴルフを続けていく上で大変良かったと思います。日本代表チーム主将として参加させて頂き日本高等学校ゴルフ連盟、井上先生、吉田先生、菊池先生そしてユニフォームやバッグを提供してくださったタイトリスト様、色々な方々の支えのおかげで良い形で終わることができました。本当にありがとうございました。
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東北高校 田村亜矢
私は初めて今回参加させて頂いて貴重な体験ができました。
外国の選手との交流の楽しみや結果が残せるかどうかの不安などを抱えながら挑みました。
行った初日に自覚を持ちなさいと言われ、日本代表としての責任のおもさや他の人の気持ちを背負ってこの大会に参加できていると改めて思いました。
そう感じて始まったこの大会では多くを学ぶことができました。
一番はじめに学んだことは、諦めない気持ちです。普段の試合ではひとりでプレーしていくことが多いですが、今回はペアでのプレーでした。ひとりでのプレーとは違い相手のことも考えての試合となりました。
いつもは、自分の失敗は自分に返ってくるだけのものでしたが自分がミスすることで自分のミスだけでなく、ペアのミスにもつながってしまうという状況が常にあるなかで戦っていかなければなりませんでした。失敗するかしないかのところでも、常にペアを思い、最後まで戦いました。
ここで学んだ諦めない気持ちはひとりでプレーしていくなかでも自分の気持ちをコントロールしていく力になると思います。
ほかにも、相手を思いやるという事も学ぶことができました。
これも試合のなかでは、相手やペアを思いやるという事もにつながり、また今回キャプテンという立場に立たせて頂いて常にチームのことを考えてやっていきました。チームメイトの協力や先生方の支えもあり、やりとげることができましたが、常に視野を広げて周りのことを考えてやっていくことは大変でした。
ですが、とてもやりがいを感じました。
そして最も感じたことは感謝です。
送り出してくれた親や、最後までついてきてくれたチームのみんな、素晴らしいユニホームを提供して下さったメーカーの方々、私たちが不便なく過ごせるようにしていただいたヒルトンホテルの方々そして最後に私たちを指導してくださったコーチの先生方に強く感謝しています。
この方々に自分ができる一番の恩返しは、こういった気持ちを忘れずに全国の試合で結果を残すことだと私は思っています。
最終日のミーティングの際にコーチから素直になることが大事だと言われ強い共感をもちました。
今回の試合で学んだことは、とても自分にとって大きなもので、また、自分を成長させてくれるものばかりでした。
この経験を生かし、私はもっと競技生活ではなく、人間としても大きく成長していけるように、取り組んでいきます。
今回は本当にありがとうございました。
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ラ・サール中学校 中橋隆慶 「アジアパシフィックジュニアカップに出場して」
僕は、今回はじめて日本高等学校ゴルフ連盟の日本代表として日の丸を背負って海
外に行ったことで思ったことが三つあります。
一つ目は、英語を話せるということは本当に大事なんだということです。 なぜなら、今回の代表に選抜されてハワイに行くことが決まり、僕は英語の勉強をして行きました。
すると、ハワイの選手と英語でコミュニケーションが取れて仲良くなったり、プレー中にルールでのトラブルが発生した時に自分の意見が伝えられ、 ハワイの競技委員の方が仰ることも理解できました。また、お店で物を買う時に店員さんの言っていることが理解でき、 得をするなど自分にとって初の海外遠征が楽しく過ごすことができたからです。
二つ目は、マッチプレーでも相手のことばかりを気にしていてはダメだということです。
僕にとってマッチプレーでの試合は初めての経験でした。そのため大会一日目は、つい相手のことばかりに気がとられてしまい、自分で自分を追い込んでしまい、無理をしなくてもいい場面でも無理をしてしまい、 完敗してしまいました。
いつも通りのプレーができなかった自分がとても悔しくて、二日目、三日目はパーを取ることだけに集中してゴルフをすることにしました。すると不思議と相手のことが気にならなくなり、コースと戦う自分のゴルフができ、残りの二日間とも勝つことができたからです。
三つ目は、僕たち選手団を支えてくださった方々に感謝しないといけないということです。 それは主催のヒルトンホテルさんをはじめ、日本高等学校ゴルフ連盟さんなどの皆さんの協力のお蔭でハワイの素晴らしいゴルフコースでプレーさせていただいたり、いろんな貴重な経験ができたからです。本当に心から感謝しています。
最後に僕は今回の遠征で得た貴重な思いを常に胸に抱いて、ゴルフをそして生活をしていきたいと思います。 本当にありがとうございます。
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札幌市立新川西中学校 政田夢乃 「はじめての日本代表」
今回のハワイ遠征は私にとって、とても良い経験となりました。初の海外遠征で初のチーム戦初の日本代表とはじめてな事ばかりで心配な面もあったのですがチームのみんなが優しく話しかけてくださったので楽しい一週間を過ごす事ができました。
またはじめて日本代表という立場でプレーする事ができて、これからの自信にもつながりましたし自分の欠点をみつけることもできたので今後につなげていこうと思います。
今年の五月と九月に中学生教育合宿を開催していただき正直言うとゴルフの練習時間よりも勉強時間のほうが長い合宿などはじめてで最初はビックリしました。その時に沢山の事を学び、それを自分に取り入れながら活かすことができたから全国中学校ゴルフ選手権でも優勝することができて今回、日本代表としてハワイに連れていってくださったのではないかと感謝の気持ちでいっぱいです。
マッチプレーは一度やったことがあったのですがフォーボールとフォーサムは、はじめての経験となりました。男子とペアだったので初日はコミュニケーションのとり方がうまくいかなくて負けて悔しい思いをしたので二日目は初日の経験を活かせるようにと思いプレーしました。
二日目は勝ったのですがチームプレイって難しいなと実感しました。その中でも特に勉強になったことがあって池の処置の仕方でフォーサムの場合はペアのどちらがドロップしても良いということです。
はじめてのフォーサムでとても良い経験ができました。これからの課題はアプローチとパターです。大事な時にはずしてしまったので、反省してもっと時間をかけて取り組もうと思います。そして英語も課題の一つです。私の英語は身振り手振りをつけてやっと通じる程度のもので、文章にすると全くといっていいほど通じませんでした。なので次に海外に行くときまでに英語の勉強をして話せるようになりたいなと思いました。
ハワイでの経験を活かして次は全国中学校ゴルフ選手権春季大会で北海道代表としてがんばります。
井上先生、吉田先生、菊池先生一週間ありがとうございました。
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2016.03.28 ISPS HANDA 第15回 日韓対抗 中学・高校生ゴルフ選手権
2015.11.24 全日本大学・高等学校ゴルフ対抗戦
2015.11.09 平成27年度アジアパシフィックジュニアカップ
2015.10.13 アジアジュニアーチーム チャンピオンシップ
2015.04.02 ISPS HANDA 第14回 日韓対抗 中学・高校生ゴルフ選手権
2014.12.31 平成26年度 ジュニアオレンジボウル ゴルフチャンピオンシップ大会報告
2014.11.27 平成26年度 アジア パシフィック ジュニア カップ 報告
2014.06.30 平成26年度 トヨタジュニアゴルフワールドカップ
2014.04.04 HANDA CUP 第13回日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権大会
2013.11.15 平成25年度 アジア パシフィック ジュニア カップ 結果
